経営のヒント

―リスクマネジメント(その1)―

リスクマネジメントとは、リスクを組織的に管理(マネジメント)し、損失等の回避又は低減を図るプロセスの事です。

企業経営をしていると不測の事態に遭遇することがあります。今回の新型コロナウイルスはその典型的な例でしょう。この影響は多方面に及んでいるため大変な状況の方も多いと思います。

その他にも、地震や豪雨などの自然災害、リーマンショックなどの景気の急激な変動、交通機関の事故、情報漏洩など様々なリスクがあります。

このようなリスクは企業を経営していく上で避けて通ることはできません。そのため、平常時に必要な対策を検討し備えておくことが重要になります。ご自宅で自然災害などに対して、防災グッズの常備や避難場所の確認などをしている方々も多いと思います。それと同じように企業でもあらかじめ検討して準備しておくことが重要です。

リスクマネジメントは、対処していないからといって、今すぐ経営が立ち行かなくなることはありません。また、いつ起こるか分からないにも関わらずコスト(手間や投資など)が必要になります。さらに、想定されるリスクの特定、評価、事前対策の検討と実施、事後対応の検討とシミュレーションなども必要になるなど、検討や浸透に時間と手間がかかります。そのため、リスクマネジメントを実行するハードルが高いと感じている方も多いのではないでしょうか。

しかし、不測の事態が一旦起こってしまえば経営に多大な影響を及ぼします。この影響を抑えるために事前に準備を進めるリスクマネジメントは、コストをかけてでも行うメリットがあります。

リスクマネジメントのメリットは、まず、リスクの影響範囲が明確になり「どこまで被害が拡大するのか」といった不安を一定程度解消することができます。また、事前対策を講じておくことで危機の発生回避や被害の最小化などが図れます。さらに、事後対応を決めておくことで事業再開までの期間を短縮することができます。

次回以降、具体的なリスクマネジメントの手順等についてご紹介します。

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