経営のヒント

―事業変革における発想の視点(その1)―

事業変革のアイデアを見つけるための発想として、以下の視点についてお伝えしています。

(1)顧客の視点

(2)自社が持っているものの視点

(3)他企業がやっている事業の視点

今回は(1)顧客の視点についてお伝えします。

この視点は、事業変革の発想と聞いて真っ先に思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。顧客が価値を感じるからこそ、商品やサービスの対価を支払っていただけます。顧客の困りごとや不安、こだわりやうれしいと感じることから事業を考える視点です。

一言で顧客といっても、様々な方々がいます。そのため、まずは対象を絞り込みます。例えば、既存顧客、自社の商品やサービスを今は購入していない潜在顧客、新しい事業の顧客、顧客になってほしいあの人などを想定します。この際に必要なことは、その顧客の日常行動、考えている事、感じていることなどが具体的に想定できるように絞り込む事です。誰もが欲しがるものを考えると、逆に誰も欲しがらないものになってしまいます。

次に、絞り込んだ顧客の生活や仕事などの場面での行動や感情を具体的に想定します。1日や1週間の行動とその時の感情を書き出します。その感情から困りごとや不安、こだわりやうれしいと感じることを想定していきます。

そして、困りごとや不安、こだわりやうれしいと感じていると想定したことがあっているかを検証していきます。検証では、実際に対象顧客の行動観察やヒアリングなどを行うのが有効です。また、各種統計などの客観的データもニーズの数や割合の確認に役立つと思います。

 この視点で困りごと等を把握した後、どのようにして解決するのか、自社ができることは何かなどを考えていきます。

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