経営のヒント

―事業変革における発想の視点(その2)―

事業変革のアイデアを見つけるための発想として、以下の視点についてお伝えしています。

(1)顧客の視点

(2)自社が持っているものの視点

(3)他企業がやっている事業の視点

(その1)では(1)顧客の視点についてお伝えしました。

今回は(2)自社が持っているものの視点についてお伝えします。

この視点は、自社の技術やノウハウ、協力企業や関係企業との連携で誰かの困りごとなどを解決できないかという視点です。

これまで時間とお金を掛けてやってきたこと、信念や情熱をもってやってきたことが皆さんにはあると思います。その取り組みで培った技術やノウハウ、協力企業や関係企業とのつながりは皆さんの大切な独自資産です。これらを活用することで、他企業にはないものを生み出せないかを検討します。

そのためにはまず、自社が持っているものを出来るだけたくさん洗い出します。自分一人でやっても良いですが、自社や協力企業の従業員を集めるなど、複数人で出し合う方が多く出てくると思います。

これまでに事業を通じて培ってきたものを従業員の方々と話し合うだけでも、新しい気づきがあるはずです。また、協力企業や関係企業など外部の方々に聞いてみると、自分たちにとっては普通のことが、思いがけず評価されているということもあります。

次に、これらを活用できる場所や場面などがないかを探します。よく使われる発想法としてブレインストーミング(集団でアイデアを出し合うことによって相互交錯の連鎖反応や発想の誘発を期待する技法)があります。また、オズボーンのチェックリスト(転用、応用、変更、拡大、縮小、代用、置換、逆転、結合などのキーワードでアイデアを無理やりひねり出す技法)なども活用できるかもしれません。

この視点で出てきたアイデアは、自社が持っているものから発想しています。そのため、このアイデアが“誰の”困りごとの解消になるのかをしっかりと検証することが重要です。

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