経営のヒント

―人財育成で大切なこと(その2)―

(その1)でお伝えしたとおり人財育成では「主体的な姿勢での行動」を促すことが大切です。この行動を促すためには、一つ目として「企業の方向性を明確にして伝える」ことが重要です。

どのような戦略を立てどのような企業を目指すのかということを、ここでは方向性と表現しています。戦略の一例としては、低価格で限られた機能の製品のネット販売、顧客ニーズによってカスタマイズした付加価値の高い製品の対面販売などが挙げられます。そして、その戦略を推進してどんな企業になりたいのかということが方向性です。

企業の方向性が異なれば必要とする人財も、当然、異なります。そのため、方向性を伝えると、どのようなスキルやノウハウを企業が必要としているのかを、従業員が具体的にイメージできます。

例えば、飲食店で「居心地のいい内装と接客でアットホームな雰囲気の店になりたい」という方向性を伝えると、積極的でフレンドリーな接客をする従業員になってほしいと伝えることになります。

このように、求められる人財像を各自が理解することで、どのような能力を身に付ければ会社に認められるのかが分かります。そうすれば、認められる能力を高めるために何をすれば良いかが明確になり行動が起こしやすくなると思います。

また、企業の方向性を伝え従業員がその方向性に納得し共感すれば、そのような企業にするために、自分も主体的に頑張ろうと思ってもらうことにもつながります。

優秀といわれる従業員を思い浮かべてもらえれば分かりやすいかもしれません。企業から明確に伝えられなくても方向性を感じ取り、求められる能力を身に付け、行動していることが評価される要因ではないでしょうか。

方向性を伝えることで、一般的な従業員にも優秀な従業員と同じような行動を促すことが出来ると思います。

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