経営のヒント

―人財育成で大切なこと(その3)―

(その1)でお伝えしたとおり人財育成では「主体的な姿勢での行動」を促すことが大切です。そのために重要なことの一つ目を(その2)でお伝えしました。

重要なことの二つ目は「質問や意見などがしやすい雰囲気を作る」ことです。

ほとんどの人はやり方を知っただけで出来るようにはなりません。例えば、自転車の乗り方を知っただけで自転車に乗れるようにならないのと同じように、どんなことでもほとんどの人は“やり方”を知っただけですぐに出来るようにはなりません。“やり方”を知ったうえで実践を繰り返し、失敗を重ねながらスキルなどを習得していきます。

スキルなどを習得するために実践を繰り返していると、出来ない事やわからない事が出てきます。これらを自分で解決できない場合は、先輩や経営者などに聞く必要があります。しかし、質問しにくい雰囲気があると、できない事やわからない事は放置されてしまいます。

また、実践していると、こっちの方が自分にはやりやすい、この方が効率的ではないかなど、意見も出てくるでしょう。しかし、これらの意見を言いにくい雰囲気があると、どんなにすばらしい意見であっても発言されることはありません。

逆に、質問や意見などがしやすい雰囲気があると、分からないことがあってもすぐに質問することができ、意見なども積極的に発言できます。

このような前向きに実践する従業員を立ち止まらせない環境が、積極的・自主的な行動の後押しになります。

ところで、皆さんの組織は質問や意見がしやすい雰囲気がありますか。「ある」と断言する経営者の方もおられるかもしれませんが、経営者と従業員、上司と部下の間に認識のギャップがある場合も少なくありません。

良い雰囲気作りに必要な経営者や上司の態度の簡単なチェック項目を以下に記載しておきます。

自分は出来ているつもりでも、従業員の方はそう感じていないかもしれません。一度確認してみてはいかがでしょうか。

・何かをしながらではなく顔をみて話を聞いているか

・忙しい時でも適当にあしらったりしていないか

・言いたいことが分かっても話を途中で遮っていないか

・頭ごなしに否定していないか

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