経営のヒント

―人財育成で大切なこと(その4)―

(その1)でお伝えしたとおり人財育成では「主体的な姿勢での行動」を促すことが大切です。そのために重要なことの二つを(その2)(その3)でお伝えしました。

重要なことの三つ目は「成長を認める」ことです。

嫌味や上辺だけの言葉でなければ、人は褒められたり認められたりすると喜びを感じるものです。

また、複数の転職関連サイトなどのアンケート結果を見ると、退職・転職理由の上位に「成長の実感などの仕事の楽しさ」に関する項目が挙がっており、多くの人が仕事での充実感を重視していることがわかります。

これらのことから、成長を褒めたり認めたりすることは、自身の成長を実感できるという点でモチベーションを高め積極的・自主的な行動の後押しとなります。

 シンプルに「いつも頑張っているな」などの褒め言葉をかけるだけでも、モチベーションを高める一定の効果はあります。しかし、それだけでは十分ではありません。何を頑張っているのかを、成長と絡めて認めることが必要です。

 成長と絡めて認めるとは、例えば「以前は出来なかった○○ができるように頑張ったな」など、過去と現在を比較して成長した点を具体的に指摘することです。そうすることで、納得感の高い言葉をかけることが出来ます。

納得感の高い言葉をかけるためには、従業員を日ごろからよく見ている必要があります。たまたま目についた行動や結果を褒めているだけでは、上辺だけの印象を与えかねません。日ごろの努力やその成果を常に(見張っているのではなく)見守って、成長したタイミングで即座に言葉をかけることによって、従業員の成長に対する意欲を高めることが出来ます。

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