経営のヒント

―人財育成で大切なこと(まとめ)―

ここまで4回にわたって、企業の方向性を共有し(その2)、発言しやすい雰囲気を作り(その3)、成長を認める(その4)ことで「主体的な姿勢での行動」を促す(その1)ことが、人財育成で大切であることを伝えてきました。

ここまでお伝えしてきたように、働きかけや環境の整備によって本人の意識や姿勢が変われば、人は自然と成長していきます。時間がかかるかもしれませんし理想的な状態には至らないかもしれません。しかし、重要なことは、理想的な状態を目指して継続的に取り組んでいくことです。

 経営者の方から「うちの従業員はやる気がなく、自主的に動いてくれない」という言葉を聞くことがあります。厳しい言い方になるかもしれませんが、これは従業員の資質や性格の問題ではなく経営者のこれまでの言動や取り組みの結果です。

覚悟をもって継続的に改善に取り組んでいただければ、必ず理想の状態に近づくことができます。

既にお気づきの方もおられるかもしれませんが、これまで述べてきた働きかけや環境の整備の効果は、通常業務のスキル向上に限ったことではありません。

理想的な状態に近づけば、主体的な姿勢の従業員が増え組織全体が強くなります。業務の改善、事業の革新、不測の事態など、様々な場面で従業員それぞれがコミュニケーションを密にしながら主体的に行動することが出来るようになります。

最後に、ご存じの方も多いと思いますが山本五十六の言葉をご紹介します。“教える”ことに目が行きがちな人材育成で大切なことを示唆していると思います。

「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」

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