経営のヒント

―新事業の進め方(まとめ)―

スピード感をもって始め、走りながら考える新事業の進め方の主なポイントとして以下のことを、(その1)(その2)(その3)でお伝えしました。

(1)「対象顧客」と「その顧客の求めるもの」の“仮説”を常に意識する

(2)小さく始める

(3)状況に合わせて変化する

(はじめに)でもお伝えしましたが、新事業はまず始めてみることが重要です。どんなに完璧に計画を作っても、一歩を踏み出さなければ成功はありません。また、行動してみて初めて気づくことや分かることも沢山あります。

事業を進めていると想定外の状況などによって問題が発生することがほとんどです。場合によっては、新たな投資が必要になることもあるかもしれません。また、想定したニーズがなく事業として成り立たないことが分かることも考えられます。さらに、人々の意識がそこまで高まっていないなどの理由で、全く売れない、すなわち提供する時代が早すぎたということもあるかもしれません。

 これらのことは、始めたからこそ分かることです。お伝えした3つの主な進め方のポイントを参考に小さく始めて機動的に行動していくことで、新事業を軌道に乗せていくことが出来ると考えています。また、万が一、想定したニーズがなかったなどの理由でうまくいかなかったとしても、行動を起こしたからこそ得られる経験や知見は、将来に生かせる貴重な資源となります。

誰もが名前を知っている大企業でも、1歩を踏み出したことから始まっています。社会の変化が激しいため、行動しないことによって時代に取り残されるリスクも高まっています。小さく始めて試行錯誤し、だめなら撤退して次の事業を模索するという柔軟さと機動力が、現在の状況に合った新事業の進め方ではないでしょうか。

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