経営のヒント

―経営計画を作成してみよう!(ステップ5:行動の結果の数値計画を立てる)―

経営計画とは経営の「目標」を決め、「行き方」を明確にするものです。

経営計画を作成することで、経営全体の中長期の視点での俯瞰や、「やるべきこと」「やるべきでないこと」の明確化ができ、日々の経営判断をぶれることなく迅速に行う羅針盤とすることが出来ます。

作成のステップは以下の5つです。

ステップ1:将来の顧客を考える

ステップ2:3年後の姿を決める

ステップ3:3年後の姿と現状のギャップを把握する

ステップ4:ギャップを埋める行動を決める

ステップ5:行動の結果の数値計画を立てる

 

今回は、「ステップ5:行動の結果の数値計画を立てる」についてお伝えします。

ステップ4:ギャップを埋める行動を決める」では、ギャップを埋める具体的な行動を決め、責任者と期限等を定めることで、主体的な行動につなげることについてお伝えしました。

 ステップ5では、これらの行動に伴って、売上高や原価、販売費および一般管理費などがどのように変化していくのかを想定する数値計画の作成についてお伝えします。

 販売促進を強化すれば一般的には売上が上がります。その一方で、従業員の雇用や研修の実施などの費用も必要になることもあります。また、新商品・新サービスを開発するためには、試作やテストマーケティングなどの費用も必要になります。さらに、最新の製造設備を導入すれば、製造経費の削減が期待できる一方で、減価償却費や借入金による利息なども発生することが考えられます。

 

このように、様々な取り組みの結果を数値化して、損益計算書を作成します。

作成の手順は、まず、過去の実績の数値や率を基準にします。次に、その基準から行動計画によってどのように変化していくかを、売上高、売上原価、販売費および一般管理費、支払利息などについて、個々に検討し修正していきます。

 具体的には、売上向上のための取組みによる個々の商品の売上金額、設備の導入による製造経費の増加と労務費の減少などが考えられる売上原価、営業担当者の増員と研修等による経費の増加などが考えられる販売費及び一般管理費、設備投資のための借入金の増加による支払利息の増加などが考えられる営業外費用などを想定して作成していきます。

 

 ここまでお伝えしてきた行動は、利益につながる必要があります。そのため、これらの数値計画を立てることで、売上と経費がどのように変化するかを把握しておくことで、行動の結果を検証することが可能になります。

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